いやん、ばかん、英単語

英単語の覚え方、暗記、英語の勉強で「キー!」となってしまった時のココロの処方箋。シンガポール在住、アメリカ系IT企業で働く男のブログ。

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変な英語のアドバイス

「おいキミキミ。英語というのはだねー。」と英語に関するアドバイスをおっしゃる方は非常に昨今多くいらっしゃいます。そのほどんどは英語学習をお商売にされている方です。それはそれで大いに結構なことだと思います。英語に限らず外国語を人に教えるスキルというのは専門知識が要求されますし、ちょっと英語ができますぅー、ぐらいのレベルではなかなか人様に教えられるようにならないので、それを専門にされる方が活躍されるのは当然だと思います。

 

でもですよ。でも、なんでこんな変てこなアドバイスが多いんでしょうね。

 

そのヘンテコさ加減は海外に移住して日本人のほとんどいない外資系IT会社で働きだして、とくに顕著に感じるようになりました。理由はきっと優秀な英語教育者の方でも日々の大半を英語のあまりできない生徒さんのお相手や生徒見込みの方の営業に時間を割いていると、実践で使う英語の感覚から遠ざかっていくのだと思います。

 

英語教材の変なキャッチコピーを見ていると「あのオッサン、勤め先の社内公用語が英語になって必死なっとんで。この教材の売り込み時やで!」「あのええ年したババーにイケメン講師との英会話チケット売ったれ!」という方にだけに思考が傾いているのを感じます。

 

すると本当にいい教材やいい学習方法を提供されている人というのが余計に輝いて見えるようになりました。このブログでは英語教育の金字塔とも言えるレベルのおすすめ教材だけを掲載したいと思います。

 

という訳で1回目はおそらく英語学習者なら知っていると思いますが、マーク・ピーターセン氏の名著「日本人の英語」です。

 

 

マーク・ピーターセン氏は日本の大学授業の中で日本の学生が陥りがちな英語のミスやそもそも「なぜ英語ができないのか?」を体系的に本書にまとめられた。読んでいると「単に英語ができる人が解説した本」とはまったく一線を画っしているのが分かる。例えば日本人にとっては鬼門のaとかthe、冠詞や単数形、複数形についての記述。この辺りについていろんな本や英語教育の偉い人が解説しているが、日本語で書かれた文章でここまで明快に説明された内容をいまだかつて読んだことはないです。昔、この本でa、theの解説を読んだそれ以降、英語の文章を読む目そのものが変わってしまったと錯覚したことを覚えています。

 

さらにこの本は氏ご自身が外国語として習得された美しい日本語で書かれています。

本当にいい本の中身をごちゃごちゃ説明するよりもただ「読め!」と言いたい。内容にふれた書評なんて書くことすらバカらしい。そのぐらいこの本は英語で悩む日本人の目を開かせてくれる本です。

「日本人の英語」シリーズは全3冊出ているが英語を学習するならぜひ全部読んだ方がいいです。

 

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