英会話が上手いと思わせる話の聞き方
職場のアメリカ人同僚のTはとにかく話好きでとにかくよーしゃべる人。初対面での会話もかなりの分量でした。私の話す量が1%に対してTが99%。つまりほぼ一方的にまくし立てるようにしゃべりまくり、私が言うことなんで「あーそう」ぐらい。で、会話が一段落したところでTが最後に一言「シンヤ、お前て話じょうずやな」だと。
これはまたお得意のアメリカンジョークかなと。「テメーがずっとしゃべってるだけやろ!」というツッコミを期待してるのかな、と一瞬思ったんですけど目に笑いがなくどうやらホントみたいだったんです。で、分析するとなんとなく彼がそう言ってしまった意味も分かってきまして。その後ほかの人に対しても実践しているうちに最後は確信に変わりました。
つまり話が上手いと思わせる話の聞き方がありますね。なんか意味不明な感じもしますけど実例を元にしてますのでコレ本当です。
その話の聞き方のポイントは3点です。
・人は自分の話を聞いてもらうのが好き
・だからといって反応の無い人形に向かってでも話したい訳では無く、適度な反応が欲しい
・相手が話したことを要約してあげること
そうなんですよ。自分が話したくて、しかもそれに対するナイスなリアクションが欲しいんです。人は自分の存在を認めて欲しいと言う欲求がありますし、それが過度に現れている人は自慢話になるんですね。自慢話までいかなくても普通に話した内容ても反応が良かったりすると、その人の存在を認めることになりますから、心地いいんです。問題は適した反応の仕方です。つまり分かって欲しいという欲求に応えるには「分かってるよー!」と反応することなんですが、これが難しいんです。デカイ声で「分かってるよ!」と叫んだところで伝わりません。特に英語初心者の場合「おめーホンマに分かってんかいな」という疑念は相手の中に常にあると思います。そこで分かっていることを的確に表現する方法が要約です。これは相手がベラベラと長く喋った内容を短くまとめて言ってあげることです。
「あなたが言ってるのは○○△△△△、ってことですよね」
と要約することです。これは意外とカンタンです。相手の英語をよく聞いてそのエッセンスだけを掴んで自分なりに要約すればいいだけですから。いちから話を構築することに比べればめちゃカンタンです。しかも手柄はほとんど全てあなたのモノになり、最後には
「アンタ話が上手いなー」まで言ってくれたり、言わなくても「アンタとは話が合うわ」という気分にさせることができます。
一度お試しください。
でここまで書いといてなんですが、相手の言ってることの概略をつかむのも要約するにもある程度の語彙は必要です。語彙力強化にはこちらのウェブアプリ「クラウド英単語ちょ」で。よろしくです。